まごころレター
敬老の日をきっかけに親子で話したい「お金と健康」のこと
敬老の日を前に、ご両親へのプレゼントを考えたり、久しぶりに食卓を囲んだりする方も多いことでしょう。そんな家族の温かい空気に包まれた和やかな時間だからこそ、少しだけ親子でお互いの将来について話してみる、またとない良い機会かもしれません。
とはいえ、お金や健康の話は、親子であっても非常にデリケートで、切り出しにくいものです。大切なのは、「年寄り扱いする」のではなく、「あなたのことを心配しているよ」という、思いやりの気持ちを素直に伝えることではないでしょうか。「最近、体調はどう?」「何か困っていることはない?」といった、さりげない一言が、対話を始める自然なきっかけになります。また、ご自身の話から始めるのも一つの方法です。
「実は最近、自分の将来のために少し情報収集を始めたんだ」と切り出せば、同じ目線で話しやすくなります。将来の介護や医療、お金の管理について、親子がお互いにどう考えているかを少しでも共有できていれば、いざという時の精神的な負担は大きく軽減されるはずです。すぐに結論を出す必要はありません。まずはお互いの考えを知っておくこと、それが家族を想う大切な一歩になります。